生薬のちからを信じ、生薬に関わる
すべての人を豊かにする。

私たちは大地の恵みを大切に活かし、
「人々の健康」と「自然に感謝する感性」の創造を目指します。

生薬はくすり。
そして、くすりのもと。
人々の健康を支える、自然の恵みです。

栃本天海堂の創業は1932年。
約1世紀という長きにわたり、
私たちは、ひとことで言うなら、
生薬の品質を見極めることを生業としてきました。

東洋医学の漢方薬の調合や加工、処方は
長い歴史で積み重ねられた東洋医学の叡智です。

連綿と続いてきた、その歴史のうえに
私たちは立っています。
それは他でもない、人間の歴史です。
時代時代、人々が生涯を捧げ、積み重ねてきた知と経験の集合です。

私たちもまた、その歩みをたどるように日々、
生きる薬、生薬と向き合っています。

自然の生むものに、何一つとして、
同じものはありません。
だからこそ、人がその人生の長きをかけて、
経験を積み、
微たる違いに敏く、先人たちの叡智に追いつこうと研鑽しています。
どれだけの時間、生薬と真摯に向き合ったかが問われる、
人間にしかできない仕事なのです。

栃本天海堂という名は、「天」よりも高い志と情熱、
「海」のように広い心と深い探求心をこめてつけられました。
私たちは天を仰ぎながら、自然の恵みに感謝します。
そして、広大で深遠な生薬と漢方の海に潜り、
今日も明日も新しい発見を得て、探求を止めることはありません。

栃本天海堂は、どうして生薬にこだわりつづけるのでしょうか。
私たちは、生薬の向こう側に、人が健やかに日々を過ごす豊かさを見ています。

私たちは、生薬のちからを信じています。
私たちの健康を支え、人生を、
そして世界を幸福で豊かにしてくれるものと信じています。